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あなたは、あなたが食べてきたそのものです

『ランセット』が警鐘を鳴らした超加工食品 —— 食習慣を見直し、細胞が必要とする栄養を補完するという知性

2026.07.24

2025年11月、権威ある世界的医学誌『The Lancet』は、超加工食品を主題とする3本構成の特集 “Ultra-processed foods and human health” を公開しました。

この特集では、超加工食品が世界中の食卓に広がり、従来の未加工・最小加工食品や、家庭で調理された食事を置き換えつつあること。

そして、その変化が食事の質の低下や、肥満、2型糖尿病、心血管疾患、うつ病、早期死亡など、複数の慢性疾患リスクと関連していることが整理されています[1・2]

この特集に関わったのは、世界各国の公衆衛生、栄養学、食品政策、社会科学の専門家たちです。

ロイター通信は、この一連の論文を、43人の国際的専門家による提言として報じています。

また、104件の長期研究を対象とした系統的レビューでは、92件が、超加工食品の多い食事パターンと少なくとも一つ以上の慢性疾患リスク上昇との関連を示したと報じられています[2]

もちろん、ここで注意すべきことがあります。

超加工食品を食べたから、ただちに特定の病気になる。
ある食品を一つ食べたから、すぐに身体が壊れる。
そういう単純な話ではありません。

『The Lancet』の特集でも、超加工食品の分類や、疾患との因果関係については、今後さらに検討すべき課題があることが認められています。

しかし同時に、現在までに蓄積されたエビデンスは、食環境そのものを見直す必要性を強く示しているのです。


超加工食品とは何か

NOVA分類という考え方

超加工食品という言葉は、食品を加工の程度と目的によって分類する NOVA分類 から広く使われるようになりました。

サンパウロ大学のカルロス・モンテイロ教授によって提唱されたNOVA分類では、食品をおおまかに次の4つに分けます。

分類内容

⚫︎グループ1未加工または最小限加工された食品:野菜、果物、豆類、米、魚、肉、卵、牛乳など

⚫︎グループ2 加工された料理用素材:油、砂糖、塩、バターなど

⚫︎グループ3 加工食品:缶詰、チーズ、パン、塩漬け食品など

⚫︎グループ4 超加工食品:清涼飲料、スナック菓子、菓子パン、即席麺、加工肉、甘いシリアル、冷凍調理食品、ファストフードなど

つまり、超加工食品とは、単に「工場で作られた食品」や「包装された食品」のことではありません。

NOVA分類における超加工食品は、家庭の台所では通常使わないような工業的原材料や添加物を組み合わせ、味、香り、食感、保存性、食べやすさを高度に設計した食品群を指します。

『The Lancet』の論説でも、超加工食品はNOVA分類において最も加工度の高い食品群であり、加工の程度と目的によって分類されると説明されています[3]

これらの食品の問題は、単に「カロリーが高い」ことだけではありません。

むしろ重要なのは、食べ物が、自然な食品の複雑な構造から切り離されているという点です。

食品は本来、糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ポリフェノール、脂肪酸、発酵成分などが、複雑なマトリックスとして存在しています。

しかし、超加工食品では、この自然な構造がいったん解体され、精製された糖質、加工油脂、タンパク分離物、香料、甘味料、乳化剤、着色料、保存料などによって、再び「食べ物らしく」組み立てられます。

つまり、そこにあるのは、自然な食品というより、食欲を刺激し、保存性を高め、安く、大量に、繰り返し消費されるよう設計された食品システムなのです。


問題は「個人の意志の弱さ」ではない

『The Lancet』の特集で重要なのは、超加工食品の問題を、単なる個人の選択や意志の弱さとして片づけていない点です。

これは以前紹介した「コネチカット大学(UConn)ルード・センター(正式名称:UConn Rudd Center for Food Policy and Health 食品政策、栄養改善、肥満や体重差別に関する解決策を研究・推進する非営利の公共政策研究機関)の見解とも符合します。

超加工食品の増加は、企業の製造戦略、価格設計、広告、流通、食品政策などと結びついた、食品システム全体の問題として論じられています[1・2]

実際、現代人は、日常のあらゆる場面で超加工食品に囲まれています。

コンビニエンスストア。
スーパーマーケット。
ドラッグストア。
ファストフード店。
駅の売店。
自動販売機。
ネット通販。

忙しい朝に、菓子パンと缶コーヒー。
昼休みに、カップ麺とおにぎり。
夕方に、甘いカフェラテとスナック。
夜に、冷凍食品や総菜で済ませる。

これらは、怠惰だから選ばれているのではありません。

時間がない。
疲れている。
安い。
すぐに食べられる。
味が強い。
どこでも買える。
そして「低脂肪」「高タンパク」「ビタミン入り」「糖質オフ」といった、健康らしい言葉まで添えられている。

私たちは、自分で選んでいるようで、実際には、選びやすいように設計された食品環境の中で生きているのです。

言い換えれば「選ばされている」とも考えられるかもしれません。


日本でも、食環境は大きく変わった

この問題は、海外だけの話ではありません。

世界的な加工食品メーカーが急速に成長した1970年代以降、日本でも食環境は大きく変わりました。

1970年は「外食産業元年」とも呼ばれ、ファミリーレストラン、ファストフード、コンビニエンスストアが広がり始めた時代です。

日本マクドナルドは1971年に1号店を開店し、セブン-イレブンも1974年に日本1号店を開店しています。

この時代を境に、日本人の食は、家庭で調理された食事を中心とするものから、外食、コンビニ、ファストフード、加工食品を日常的に取り入れるものへと、少しずつ重心を移していきました。

もちろん、コンビニや外食産業そのものを否定する必要はありません。
それらは、忙しい現代人の生活を支え、災害時や夜間の食料供給にも貢献してきました。

しかし同時に、食の利便性が高まるほど、私たちは「食べ物の中身」を見なくなっていきます。

安く、甘く、柔らかく、すぐに食べられるもの。
濃い味で、強い満足感を与えるもの。
保存性が高く、いつでも手に入るもの。
そして、健康らしいラベルをまとったもの。

こうした食品が日常の中心に入り込むと、食事はいつの間にか、カロリーは十分でも、食物繊維、ビタミン、ミネラル、脂肪酸、ポリフェノールなどが不足しやすい構造へと傾いていきます。

日本においても、炎症性腸疾患の増加と食生活の欧米化との関連を検討した研究が報告されています。

JMA Journalに掲載された論文では、日本における炎症性腸疾患の増加に対し、食事の西洋化が関わる環境因子の一つとして検討されています[4]

ここでも重要なのは、単純な因果関係を決めつけないことです。

慢性炎症、アレルギー、自己免疫的な疾患、肥満、糖尿病、脂質異常症。

これらは、単一の食品や単一の生活習慣だけで説明できるものではありません。

遺伝、腸内細菌叢、睡眠、ストレス、運動量、薬剤使用、都市化、加齢など、多くの要因が重なって生じます。

しかし、だからこそ、私たちは「食環境」という巨大な背景(システム)を見落としてはならないのです。


超加工食品が奪うもの

食物繊維の喪失と、排泄リズムの乱れ

超加工食品の問題は、何か悪いものが「入っている」ことだけではありません。
むしろ、身体に必要なものが「抜け落ちている」ことにあります。

食物繊維が少ない。
ミネラルが少ない。
ビタミンが少ない。
発酵食品が少ない。
植物性食品の多様性が少ない。
噛む回数が少ない。
食後血糖が急上昇しやすい。
味が強く、満腹感の手前で食べすぎやすい。

『The Lancet』の特集でも、超加工食品の多い食事は、過食、食事の質の低下、糖や不健康な脂質の過剰、食物繊維やタンパク質の不足、添加物や化学物質への曝露増加と関連することが整理されています[1・2]

ここで、見落としてはならないのが「排泄」です。

食物繊維は、単に「お腹に良い成分」ではありません。
便のかさ、水分保持、腸内細菌の発酵、短鎖脂肪酸の産生、腸管の運動などに関わる、腸の生命インフラを支える重要な要素です。

食品の精製と加工が進み、穀物の外皮、野菜、豆類、海藻、果物などに含まれる食物繊維が日常の食卓から減っていけば、排泄のリズムにも影響が及ぶことは十分に考えられます。

実際、食物繊維と便秘の関係については、多くの研究が蓄積されています。

2022年の系統的レビューでは、食物繊維の補給が成人の慢性便秘に対して排便回数を増やす中等度から大きな効果を示したと報告されています[5]

また、2024年のレビューでは、果物やライ麦パンが便秘関連アウトカムを改善する可能性が示されている一方、食品・飲料・食事全体と便秘の関係については、さらなる臨床試験が必要であるとも述べられています[6]

日本においても、慢性便秘の有病率はおよそ10%とされ、便秘は決して一部の人だけの問題ではありません[7]

また、日本の若年女性を対象とした研究では、食物繊維摂取量が多いほど便秘の有病率が低いという関連が報告されています[8]

したがって、超加工食品の増加が便秘を直接増やしたとまでは断定できません。

しかし、食品から食物繊維が削られ、精製された糖質や加工食品が日常の中心になっていくことは、便の材料を減らし、腸内細菌の発酵基質を減らし、排泄リズムを乱す一因になり得る。

このことは、現在の知見から十分に推測できると言えます。

これは、私たちが繰り返し述べてきた、飽食のなかの栄養失調という問題と重なります。

胃袋は満たされている。
カロリーも十分に入っている。
それなのに、細胞が必要とする微量栄養素は足りていない。
腸が必要とする食物繊維も、十分ではない。

これが、現代人の身体で起きている矛盾です。


身体は、カロリーだけで動いているわけではない

身体は、タンパク質や脂質、糖質といった三大栄養素(カロリー)だけで動いているわけではありません。

糖質をエネルギーに変えるにも、ビタミンB群やマグネシウムなどが必要です。
脂質を代謝するにも、肝臓、胆汁、ミトコンドリア、酵素反応が関わります。
抗酸化ネットワークを支えるにも、ビタミンC、ビタミンE、セレン、亜鉛、銅、マンガン、グルタチオンなどが関与します。
細胞膜を支えるには、脂肪酸の質が重要です。
血液や酸素運搬には、鉄をはじめとする栄養素が関わります。

つまり、人間の身体は、単なる「三大栄養素の計算式」ではありません。

無数の微量栄養素が、酵素反応、エネルギー産生、解毒、抗酸化、神経伝達、免疫、ホルモン、細胞膜の維持に関わっています。

だからこそ、食事の質が崩れると、身体は静かに、しかし確実に、代謝の余裕を失っていくのです。


まず必要なのは「引き算」である

では、どうすればよいのでしょうか。

答えは、いきなり高価な健康食品を足すことではありません。
まず必要なのは、引き算です。

超加工食品を減らす。
甘い飲料を減らす。
菓子パンやスナックを日常食にしない。
原材料名が長すぎる食品を疑ってみる。
「低脂肪」「ビタミン入り」「糖質オフ」といった表面の言葉だけで判断しない。
裏面の原材料名を見る。
食物繊維の少ない、柔らかく、甘く、すぐ飲み込める食品ばかりに偏らない。

これは、単なる食事制限ではありません。

身体に余計な負荷をかけるものを減らし、
腸に流れ込むものを見直し、
消化・吸収・排泄・代謝のリズムを取り戻すための、生命インフラの整理です。

THE PERENNIAL METHODが重視する「排泄」とは、単に便を出すことだけではありません。

不要なものを入れすぎない。
入ってきたものを分解する。
必要なものを吸収する。
不要なものを送り出す。
その流れを滞らせない。

つまり排泄とは、身体の物流インフラを整えることです。


それでも、現代人には「足りない栄養」がある

しかし、引き算だけでは十分ではありません。

現代の食環境では、食事を意識していても、すべての栄養素を安定して満たすことは簡単ではありません。

忙しさで食事が単調になる。
魚を食べる機会が減る。
野菜や海藻、豆類が不足する。
外食や中食が続く。
精製された主食に偏る。
年齢とともに食事量が減る。
ストレスや睡眠不足で、栄養需要が高まる。
糖質や脂質の摂取量に対して、代謝を支えるビタミン・ミネラルが不足しやすくなる。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」でも、ビタミン、ミネラル、生活習慣病と栄養素との関連が体系的に整理されています[9]

これは、私たちの身体が、エネルギーだけでなく、多様な微量栄養素によって維持されていることを示しています。

ここで初めて、「足し算」の意味が出てきます。

サプリメントは、乱れた食生活を帳消しにする魔法ではありません。
超加工食品を食べ続けるための免罪符でもありません。
病気を治す医薬品でもありません。

しかし、食事の見直しを前提に、どうしても不足しやすい栄養素を補うための、現実的な補完手段にはなり得ます。


サプリメントは「置き換え」ではなく「補完」である

ここを誤ってはいけません。

サプリメントは、食事の代わりではありません。
自然な食品の多様性、噛むこと、食物繊維、発酵食品、季節の野菜、魚、豆類、海藻、果物、未精製穀物。
これらの価値を、カプセルだけで完全に置き換えることはできません。

しかし一方で、現代の暮らしの中で、食事だけにすべてを任せることも、時に現実的ではありません。

だからこそ、必要なのは、食事かサプリかという二者択一ではありません。

① まず、食環境を見直す
② 超加工食品を減らす
③ 排泄と腸内環境の土台を整える
④ そのうえで、足りない栄養素を補完する

この順序です。

ROLES NUTRITION®が目指しているのは、流行の成分を次々に足すことではありません。

細胞が必要とする栄養素を、過不足なく、日常の中で整えていくための栄養設計です。


Coreから始める理由

栄養補給を考えるとき、最初に見直すべきは、ベースです。

いきなり目的別の成分を足す前に、まず身体全体の代謝を支えるビタミン・ミネラルの土台を整える。
これが、Core(土台)という考え方です。

ROLES NUTRITION®におけるCoreは、マルチビタミン&ミネラルです。

ビタミンB群は、エネルギー代謝に関わります。
ビタミンCやビタミンEは、抗酸化ネットワークに関わります。
亜鉛、セレン、銅、マンガン、マグネシウムなどのミネラルは、酵素反応や身体の恒常性を支える重要な補因子です。

もちろん、これらを摂れば病気が治るという意味ではありません。

しかし、現代の食生活で不足しやすい微量栄養素を補い、身体が本来持つ代謝の土台を支えるという意味で、ベースサプリメントには役割があります。

そのうえで、目的や生活背景に応じて、Focusを考えます。

魚を食べる機会が少ない方には、オメガ3脂肪酸。
年齢とともにエネルギー産生を意識したい方には、還元型コエンザイムQ10。
女性の鉄不足が気になる場合には、ヘム鉄。
抗酸化を意識したい方には、ビタミンC、ペレニアル・フォーミュラ、アルファリポ酸。
日々の栄養消耗が気になる方には、ビタミンCチュアブル。

このように、サプリメントは「症状に当てるもの」ではなく、生活背景と栄養状態に合わせて、細胞の土台を支えるために選ぶものとして位置づけるべきです。

つまり、人間も生物である以上、健康を維持する必須の「生化学的構造資材」としての意義です。


ラベルではなく、身体の声を読む

『The Lancet』の特集が私たちに突きつけているのは、単なる食品批判ではありません。

それは、私たちは何を食べ物と呼び、何を健康と呼んできたのかという問いです。

パッケージの表面に「低脂肪」と書いてある。
「ビタミン添加」と書いてある。
「高タンパク」と書いてある。
「糖質オフ」と書いてある。

しかし身体は、そのラベルを読んで代謝しているわけではありません。

身体が受け取るのは、実際に入ってきた栄養分子です。

精製糖質。
加工油脂。
添加物。
食物繊維。
ミネラル。
ビタミン。
脂肪酸。
アミノ酸。
そして、それらが腸内細菌叢、血糖、胆汁、肝臓、ミトコンドリア、排泄に与える影響です。

健康らしいラベルに、身体の主権を明け渡してはいけません。

必要なのは、表面の言葉ではなく、裏面の原材料名を見ること。
食品の背景を見ること。
自分の食習慣を見ること。
そして、自分の身体が何を必要としているのかを考えることです。


超加工食品の時代に、身体の主権を取り戻す

超加工食品は、現代社会からすぐに消えるものではありません。
便利で、安く、保存性が高く、忙しい人の生活を支えている側面もあります。

だからこそ、私たちは現実的でなければなりません。

すべてを拒絶するのではなく、日常の中心にしないこと。
「健康らしいラベル」に安心しすぎないこと。
原材料名を見ること。
食物繊維、発酵食品、野菜、豆類、海藻、魚、未精製の食品を意識すること。
排泄と腸内環境のリズムを整えること。
そのうえで、足りない栄養素を、必要に応じてサプリメントで補完すること。

これは、流行の健康法ではありません。
身体を他人まかせにしないための、日々の知性です。

健康とは、食品ラベルに書かれた言葉を信じることではありません。
自分の身体が、何を受け入れ、何を利用し、何を排泄しているのかを見つめることです。

何を引き算し、何を足し算するのか。

その選択を、自分の知性で取り戻すこと。

それこそが、超加工食品の時代に、腸を整え、代謝を支え、細胞の生命インフラを守るための、もっとも現実的で、もっとも誠実な戦略なのです。

なたの筋肉も、脳も、心臓も、日々の行動を支えるエネルギーも、思考も、感情も、すべては食べたものを材料としてつくられていきます。

だからこそ、栄養を選ぶことは、単に食事を選ぶことではありません。

これからの自分の身体と、これからの自分の人生を、どのようにつくっていくかを選ぶことなのです。

 


References

[1] The Lancet. Ultra-processed foods and human health. 2025.
【解説】 2025年11月に公開された『The Lancet』の3本構成Series。超加工食品の世界的拡大、食事の質の低下、慢性疾患リスクとの関連、政策的対応の必要性を整理している。

[2] Reuters. “Ultra-processed foods are danger to global public health, experts warn.” 2025年11月18日.
【解説】 『The Lancet』特集を報じた国際報道。43人の専門家によるSeriesであること、104件の長期研究のうち92件で超加工食品の多い食事パターンと慢性疾患リスクとの関連が報告されたこと、ただし直接的因果関係には慎重さが必要であることを整理している。

[3] The Lancet. “Ultra-processed foods: time to put health before profit.” 2025.
【解説】 超加工食品がNOVA分類で最も加工度の高い食品群であること、NOVA分類が食品を加工の程度と目的によって分類する体系であることを確認できる論説。

[4] Chiba, M., Nakane, K., & Komatsu, M. “Increased Incidence of Inflammatory Bowel Disease in Association with Dietary Transition (Westernization) in Japan.” JMA Journal, 2021.
【解説】 日本における炎症性腸疾患の増加と、食生活の欧米化との関連を検討した論文。食環境の変化を、腸内環境・慢性炎症・生活習慣と関連づけて考える際の補助資料。

[5] van der Schoot, A. et al. “The Effect of Fiber Supplementation on Chronic Constipation in Adults: A Systematic Review and Meta-Analysis.” The American Journal of Clinical Nutrition, 2022.
【解説】 食物繊維補給が成人の慢性便秘に与える影響を検討した系統的レビュー。食物繊維が排便回数を増やす中等度から大きな効果を示したと報告している。

[6] van der Schoot, A. et al. “Foods, drinks and diets and their effect on chronic constipation in adults: A systematic review and meta-analysis.” Alimentary Pharmacology & Therapeutics, 2024.
【解説】 食品、飲料、食事パターンと慢性便秘との関係を検討したレビュー。果物やライ麦パンが便秘関連アウトカムを改善する可能性を示しつつ、食事全体と便秘の関係についてはさらなる研究が必要であると述べている。

[7] Taniguchi, H. et al. “Dietary Characteristics Associated With High Defecation Frequency…” 2026.
【解説】 日本における慢性便秘の有病率がおよそ10%とされること、日本型食事パターンや排便頻度との関連を考えるうえで参考となる資料。

[8] Asakura, K. et al. “Dietary intake, physical activity, and time management are associated with constipation in preschool children and young Japanese women.” Asia Pacific Journal of Clinical Nutrition, 2017.
【解説】 日本人女性を対象に、食物繊維摂取量と便秘有病率との関連を検討した研究。食物繊維摂取量が多いほど便秘の有病率が低い関連が報告されている。

[9] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
【解説】 日本人を対象としたエネルギー・栄養素摂取の基準をまとめた公的資料。ビタミン、ミネラル、生活習慣病や生活機能と栄養素の関連を整理しており、食事だけでは不足しやすい栄養素を考えるうえでの基礎資料。